当コーナーでは、1992年・1993年にSEGA MEGA-DRIVE用ソフトとしてリリースされた「ダイナブラザーズ」「ダイナブラザーズ2」に収録されているBGMのアレンジバージョンをMIDIで配布しております。 私が「最初にスタッフ参加したコンシューマ機用ゲーム」であり・音楽全般を担当していたこともあって、非常に思い出深いソフトです。

　本コーナーの実現にあたって、今でもダイナを応援して下さっている皆様及び、当コーナー設置に御好意頂けましたCRI様に、御礼申し上げます。
　上の「ダイナブラザーズ」とは？・・・のリンクに、ゲームの紹介や裏話の一部も掲載しておきましたので、気が向いた方はどうぞ。 それと「ダイナブラザーズの公式サイト」も見に行って下さいね★

　「ダイナブラザーズ2」のエンディング曲。
　とりあえず、「第1期 アレンジ集」の最後・・・ということで（単に次のアレンジ曲で掲載ページが新規に追加されるだけなのですが）★ 今までとは打って変わって、静かな曲だったりしますね（笑）。 実はこういう1音1音の存在が大きい曲って、音源ボードとかの違いを吸収するように（汎用的に）作るのが苦手だったりして・・・（苦笑）
　全部即興の手弾きで作成した曲で（元調は半音8個下）・・・だもんでフェルマータ（長音記号）などがバカ正直に音譜の長さとして入力されてしまい、小節管理がめちゃくちゃになって、処理が相当大変だった曲です（笑）。 ・・・今はもう弾けないだろうなぁ・・・この曲（汗）。

　「ダイナブラザーズ2」の一番代表的なBGM。実は、SC-55版はドラムを2系統・GS版は1系統にまとめてある・・・ので、多少聴こえ方が異なるかもしれません。
　アレンジベースとなってるのは、やはり「Super MEGA-DRIVE Fan vol.2」に収録されたアレンジ。ゲーム版と比べると、中間奏が1コーラス分丸々追加されてたりしています。 ピアノのパート的にも曲的にも、私の王道アレンジだったりします・・・さしずめ「柚野節炸裂！」という感じでしょうか？（大爆笑）。

　「ダイナブラザーズ2」の切迫した場面でのBGM。
　最初のドラムソロに関しては、（ゲーム版からずっと）最初で最後の私が手で叩いたドラムです（笑）。ベースとかもリアルタイムで弾いたものを整理して使ってるんですが・・・弾き間違えなんかもワザと残してあったりしてて（恥）。
　同じようなニュアンスの2曲ですが、曲の基本は「only Your Fightin'」はダンスビート・こちらはロックなのですが、楽器的な編成はまるっきり逆・・・と言う、私のヘソ曲がり具合を良く表した2曲です （興味のある方はトラック9・10以外をミュートしてみると、そのあたりが判るかも・笑）。

※この曲に関しては、MIDI支援ソフトや音源（ボード）によっては、正常に鳴らない可能性があります。理由としては「EXPRESSION」と「VOLUME」という2種類のMIDIコマンドを使用してボリュームを制御しているのですが、 「EXPRESSION」に対応していないソフト・ボード（ドライバ）があるようです（当方未特定状態です）。余談ですが乱暴な説明をすると・・・この2コマンドの違いは（役目自体は殆ど同じなのですが） 「EXPRESSION = シンセに付いているボリューム（楽器そのものの音量）制御」と「VOLUME = ミキサー上でのボリューム（全体調和の音量）制御」と言う風に使い分けるのが通例です。

　「ダイナブラザーズ」「ダイナブラザーズ2」の両方に収録されている曲。「ダイナ1」では最終面・「ダイナ2」では面BGMとして使用されています。
　1と2とで結構印象が変わった・・・といわれますが、譜面的なアレンジは殆ど変わってないんです。音色の使い方とミキシングが変わってる位で。・・・で、このバージョンもそういう意味では、あんまり変わってません。 ・・・実は、「もしSS版を作ったら、こういう風にするなぁ」と昔作ったアレンジそのままです。かなりストレートなアレンジでしょ？（笑）

　「ダイナブラザーズ2」のスタッフロール曲。
　時々「PRINCESS PRINCESS」の「SEVEN YEARS AFTER」のパロか？・・・と聞かれますが・・・本当に偶然。曲的に傾向が似てるのは私がプリプリの曲を（業界に入る前から）好んで聴いていたので、さもありなんなのですが。 題名に関しては「エンディングの数年後に荒廃したジュラ星もここまで元に戻りました（スタッフロールの最中に綺麗な自然がバックになってるので）」・・・という意味なのです。 ・・・ちなみに曲の終わりはフェードアウトを嫌って（笑）、いきなりブチ切ってみましたが・・・「結構イイ感じかな？」とか本人は思うんですが（笑）？

　「ダイナブラザーズ2」のBGM。
　#4「Lonely Girl」の「続き」的な位置付けで作った曲で、その流れを受け継いで「やっぱりゲーム中なのに歌謡曲フルコーラス分」入っている、BGMとしてはバカ長かったですね（それぞれ曲の最初に戻るまで3分以上かかる）。 曲のテンションを「半小節変拍子(2/4)」を時々挟むことでコントロールしている「妙な」曲。 「Lonely Girl」共々、開発スタッフには（使い所に困るせいか）ウケが悪かったのですが、ユーザーの方からは「ブッチギリ」気味でリクエストが多かった2曲です。

　「ダイナブラザーズ」のBGM（サウンドテスト9番）。
　ゲーム中では滅多にかからないBGMで、一番ピアノの含有率（笑）の少なかった曲（実はダイナ1/2全ての曲は、必ずどこかしらでピアノを使用してるんです）。 このアレンジ版は・・・譜面的にみると大半のトラックがゲーム版そのままなのですが、ドラムを大きく変更して（元は打込みのシンセドラムっぽかった）・手弾のアドリブシンセを削除した代わりにブラスセクションを追加したせいで ・・・曲のイメージやジャンル的なものは大きく変わってます（ここまで来ると別物か？・笑）。

※音源毎でブラスの音って音量と音圧が相当異なるので、「音源カードが何か」によって聴こえ方がかなり違ってしまうかもしれません。あとカードによってはドラムで使用しているパーカッション系の音が鳴らないものもありますので御了承下さい。

　「ダイナブラザーズ」のオープニングデモ曲。
　実はゲーム中では途中でフェードアウトしてしまうんで、最後までは聞けなかったような気がします（笑）。3/4拍子と4/4拍子が交互に来る、短編組曲です。ライブアレンジっぽい雰囲気でまとめてみました。 それと、ゲーム版ではタイミングの都合から省いてしまったタメのタイミングを復活させてあったりします（さぁ、どこでしょう？・笑）。

　定石通り、「ダイナブラザーズ2」のタイトルバック曲。
　このアレンジのべースになったのは「Super MEGA-DRIVE Fan vol.2」付録CDに収録されたアレンジ版(SMF Special)。レコーディング時には5・6台のシンセとリズムマシン・サンプラーなどを使ったので、 完全な再現は無理でしたが、特にCDでは友人の水沢祐哉が弾いているギター・・・これは3回重ね録りしてる内、半分位回分はシンセじゃ再現できないような弾き方してるんで、完コピというわけにはいきませんでした・・・スマン（笑）。

　まずは、これがないと始まらないですね（笑）。「ダイナブラザーズ」のタイトルバック曲です。
　ダイナのBGMの中で一番最初に創ったのがこの曲で、色々な意味でダイナのサウンドのトータルベース的な曲です。 販促用のビデオのBGMにも使われた曲で、そのアレンジバージョン（オーケストラバージョン）とはちょっと印象の異なる仕上がりになってます（聴いたことある人いるのか？・笑）。

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